カンボジアってどんな国?

カンボジアの歴史と今

カンボジアの歴史と今

内戦の悲劇が続いたカンボジア。外国からの支配の歴史は長く、1863年からフランスの保護国に、 第二次世界大戦では日本に占領、その後フランス領に復帰、1953年に独立を果たしています。

独立後は、隣国ベトナムでベトナム戦争が始まります。アメリカは、カンボジア領内に展開するベトナム軍・南ベトナム解放戦線を撲滅するため、カンボジアに集中爆撃を行いました。 こうした戦乱で多くの国民が難民化し、農業を始めとする経済活動は完全に放棄されました。 その戦乱の後、1975年からのポルポト政権下では、約4年あまりの期間で、人口約800万人のうち200万人もが虐殺されるという、 世界史に大きく残る悲しい歴史を歩んでいます。

1979年ベトナムがポルポト政権を打倒し、人民革命党政権を擁立。 ポルポト政権崩壊直後の惨服状に対しては、 国際社会は非常に寛大な人道援助を行ったが、 1982年、国連によって緊急事態の終了が宣言されます。 その後人民革命党政権を承認しない多くの西側諸国は、カンボジアに対する開発援助を行おうとはしませんでした。 一方、国連においても代表権は人民革命党政権ではなく、引き続きポルポト派(民主カンプチア連合政府)に与えられました。このように見ると、現在のカンボジアの貧困は、1970年前後からおよそ20年以上もの長期にわたる戦乱と国際的孤立のため、 発展への道を閉ざされてきた結果と言えるでしょう。

それでも1991年のパリ和平協定により内戦が終結し、現在のフン・セン首相のもとASEAN、WTOにも加盟し安定した国家運営が続いています。世界遺産でもあるカンボジアの象徴、アンコールワットは、世界中に人々を魅了し続け訪れる人々は後を絶ちません。こうした観光業も主力産業の一つと言えるでしょう。それ以外にも多くの国民が従事している農業、そして貿易、建設、サービス業、繊維業、飲食も益々の成長が見込まれています。