カンボジア観光2


魅力あふれるカンボジアの田園風景

魅力あふれるカンボジアの田園風景

カンボジアの田舎を歩いていると、ふとなつかしさを感じる。

日本人だったら、そんなことを思うのではないでしょうか。

それほど、カンボジアの田園風景は日本の古き良き時代の風景に似ている。

日々の生活に疲れたら、カンボジアの田舎を訪れることをお勧めします。

カンボジアの田舎
カンボジアの農家

カンボジアの人々も、どこか日本人に似ています。

言葉が通じなくても、心と心で分かり合えるような雰囲気を持っています。

旅行者に対しても、礼儀正しく接してくれます。

子どもたちも人なつっこく、日本人の旅行者に笑顔をふりまいて接してくれます。

カンボジアの田舎の家

露店の食堂もカンボジアのいたるところで見ることができます。

リーズナブルな料金で気軽に楽しむことができます。

香辛料を使った料理は、本場ならではです。現地の人々と会話することは出来なくても、同じ料理を食べることで、心と心を通い合わせることが出来ます。

カンボジアの屋台

果物屋さんも魅力的です。よく見慣れたフルーツから南国特有のフルーツまでところ狭しと並んでいます。

フルーツの様々な匂いも食欲をそそります。

値段も日本より安く、食べ放題とは言えませんが、フルーツ好きな旅行者にはたまりません。

カンボジアの露店

お土産屋さんを見て回るのも楽しいです。

日本では見られないアクセサリーから操り人形まで豊富にあります。

日本人になじみ深いカンボジアですが、全く異なる顔を見せてくれるのもカンボジアです。

日本の原風景を楽しみつつ、異国情緒を味わいながらカンボジアを楽しんでみませんか。

カンボジアのお土産
アンコールトム

アンコールトム

正方形の形をした城郭都市

アンコール・トムは、カンボジアの都市シェムリアップにあります。

人口約80万人の都市で、それほど大きくありません。

ですが、ほかにも世界遺産のアンコール遺跡やロリュオス遺跡があり、多くの観光客が訪れる観光スポットとして知られています。


カンボジアで一番有名なアンコール・ワットは寺院の遺跡です。

一方のアンコール・トムは、かつての王宮の遺跡です。

歴代の王が少しずつ手を加えて、中には寺院を含むたくさんの建造物があります。

敷地総面積もアンコール・トムは、アンコール・ワットの 4.5 倍ほどもあり、アンコール遺跡群のなかでもっとも大きな遺跡となります。

バイヨン寺院

南大門の神々

南大門の神々

乳海攪拌-ところどころ切れていますが、左右で蛇神ナーガの胴を綱引きしている様子。

乳海攪拌

象のテラス

象のテラス

シェムリアップ市内は、たくさんのホテルやレストラン、カンボジア雑貨のお店が立ち並び、非常に賑やかです。

象のテラス

シェムリアップは遺跡以外にも、東南アジア最大級の湖・トンレサップ湖や、バナナやヤシの木が立ち並ぶ町並み、伝統的な高床式の家々など、のどかな風景が広がっているのも魅力のひとつです。

ヤシの木が建ち並ぶシェムリアップ
ヤシの木が建ち並ぶシェムリアップ

こうしてみるとシェムリアップ市が、カンボジアでも有名な観光地であることがうなずけます。

遺跡から商業地、のどかな風景まですべての人を魅了してやみません。


アンコール・トム(Angkor Thom)

【場所】カンボジア シェムリアップ州

アンコールトムの場所

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プリアコー寺院

プリア・コー(聖なる牛)寺院

アンコール最古の遺跡

プリア・コー寺院は、今は亡きアンコール王朝の古都ハリハラーラヤで一番はじめに建設されたヒンドゥー教寺院です。

879年にインドラヴァルマン1世によって建設されました。

プリア・コーとは「聖なる牛」の意味です。

プリア・コー寺院

正面からすると3基の祠堂があるようにしか見えませんが、実際には基壇の上に6基の祠堂が並んでいます。

これらの彫像はナンディンという、シヴァの乗り物としての役割を果たす白い雄牛を描写しています。

ナンディン

寺院の名前の由来となった聖牛ナンディが祠堂を向いて置かれ、祠堂入口には獅子が左右に並びます。

獅子はたてがみが長く、胴が短い姿ですが、これは古い様式だそうです。

聖牛ナンディ
プリア・コー寺院入口の獅子

プリア・コー寺院は、祖先の霊を祀るための寺院であったと考えられています。

先祖崇拝は、古くから世界的に見られる信仰です。

こうした祖先崇拝は原カンボジアの名残とも言えます。

アンコール王朝の偉大な初代王であるジャヤヴァルマン2世を筆頭に、自身の父や祖父、そして王妃たちが祀られました。

建設当初、レンガで造られた祠堂は全て漆喰で覆われており白い寺院でした。

現在は風化による損傷が激しく、ほとんどが剥げ落ちています。

プリア・コー寺院の壁

特に、漆喰を加工し彫られたレリーフは繊細で立体感があり、プリア・コー遺跡で一番の見所です。

しかし、漆喰は細やかな細工が可能な反面、脆く傷みやすいのが弱点となってしまいました。

建設当時の技法も間近で見ることが出来、歴史を感じさせられます。

どうでしょう一見の価値ありですね。

プリア・コー遺跡

プリア・コー寺院

【場所】Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap 17000 カンボジア

アンコールトムの場所

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プーンタノン

プーンタノン

カンボジアのカッパドギア

トルコ屈指の観光スポットとして絶大な人気を集めているカッパドギア。

アナトリア高原中央部におよそ50kmにわたって奇妙な形の岩石を見ることができます。

実は、カンボジアにもミニのカッパドギアが存在するのです。

シェムリアップ市街地から車で1時間半ほど北上した丘の上にある岩石群です。

プーンタノン岩石群

「プーン」は岩、「タノン」は村の名前です。つまり、「タノン村の岩」という意味です。

アンコール遺跡群のような大きい建物があったり、美しい彫刻があったりするわけではなく、自然の風景・景色を楽しむことが好きな方にお勧めです。

シェムリアップから片道約2時間程度で日帰り観光ができます。

シェムリアップのローカルな場所

周辺が奇怪な岩だらけになっているので、それだけでも十分見ごたえがあります。

地元の人達や観光客がピクニックをしている様子も見えてノンビリした印象がある場所です。

絶景なのは、プーンタノンの丘の上です。丘の上に登ってみると、世界中の奇岩を集めたオブジェを思わせる景色を見ることができます。

プーンタノン奇岩群

石仏が彫られている岩もあります。祈りの場所として使われていた形跡が伺えます。

タノン村へは公共の交通機関が整備されておらず、道路事情もあまりよくありません。

しっかり計画してから訪れて下さい。

トンレサップ湖

不思議なカンボジアの湖

カンボジアのトンレサップ湖は、東南アジア最大の湖です。

漁業でカンボジアの人々の生活を支えてもいるので、「カンボジアの心臓」とも呼ばれています。

水上生活者は数十万人規模で、世界でも類を見ないほどの規模です。

トンレとは「川」、サップとは「淡水湖」という意味です。

トンレサップ湖
東南アジア最大の湖

トンレサップ湖は「伸縮する湖」とも呼ばれます。

乾季と雨季とでその姿を大きく変えるからです。

乾季は、約2,700km²で日本の琵琶湖の4倍の大きさほどです。

雨季にはその水量によって面積が膨張し、時には16,000km²になります。

一つの湖が、およそ6倍の大きさになるわけですから驚きです。

伸縮する湖トンレサップ湖

変わるのは面積だけでなく、水深も大きく変わります。

乾季には深さ1m前後ですが、雨季には10m以上になります。

このように、トンレサップ湖は季節によって姿を大きく変えるので、湖畔に家や集落を造ることはできず、人々はやがて湖上で生活するようになりました。

湖面に浮く家に住み、集落を作り、生活のほとんどを水上で過ごす水上村を築いて、湖とともに暮らしています。

湖面に建つ家トンレサップ湖
湖面に浮かぶ家に住む

シェムリアップの季節は、大きく分けて雨季と乾季に分けられます。

5月下旬~10月が雨季で、11月~5月中旬が乾季となります。

乾季の中でも11月~1月は比較的涼しい、観光しやすい季節です。

トンレサップ湖のクルーズを楽しむなら、雨季が終わった頃からが特におすすめです。

水量がまだ豊かで、雨に降られることも少なく、空気がからっとしているからです。

トンレサップ湖のクルーズ
タプローム遺跡

自然が生み出した芸術の遺跡

タ・プローム遺跡

12世紀末にクメール人の王朝、アンコール朝の王ジャヤーヴァルマン7世により創建された仏教寺院です。

大樹が遺跡にからむ景観は、他の遺跡の寺院とは異なり観光客にも人気のスポットです。

まさに人工と自然の織り成す造形美術です。

大樹が遺跡にからむ景観

2001年に制作されたアドベンチャー・アクション映画の『トゥームレイダー』(Lara Croft: Tomb Raider)が撮影された場所の一つが、このタ・プローム遺跡です。

当然、インスタ映えも素晴らしいでしょう。

この映画の主役は、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーですが、みなさんもジョリーになったつもりで写真を撮って友人に自慢しましょう。

映画『トゥームレイダー』の撮影場所
アンジェリーナ・ジョリー『トゥームレイダー』撮影場所

樹齢300年~400年経ったガジュマルの根が血管のように遺跡にからみつく姿は、圧巻です。

世界中でも珍しい景観です。

ガジュマルの根が血管のように遺跡にからみつく姿

タ・プローム寺院は、アンコール・ワットから見ると北東に位置しており、10kmも離れておりません。

車やトゥクトゥクを利用して15分前後で移動できます。

アンコール・ワットと一緒に見ることができます。ぜひ、計画に入れて下さい。

タ・プローム寺院
巨大なガジュマルに侵食される建造物
四面観世音菩薩

タ・プローム(Ta Prohm)

【場所】Krong Siem Reap, カンボジア

タ・プロームの場所

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ベンメリア遺跡

神秘の森におおわれたベンメリア遺跡

ベン・メリアは、カンボジアのシェムリアップ州スバイレオ郡に位置する寺院遺跡です。

この遺跡の見どころは、修復されていない遺跡そのものを体験できるところです。

片づけられてはいますが、崩れた遺跡の上を歩く場所もあります。

まだ謎が多い遺跡で、どの時代に誰によって建設されたかなどを明らかにする碑文は発見されていません。

また、全貌が明らかになればアンコールワットを凌ぐといわれるほどの規模を持つと推測されています。

修復されていない遺跡

アンコールワット建設前の11世紀末から12世紀初頭に建設されたのではないかと言われています。

アンコールワットと似た様式で、少し小さめなことから「東のアンコールワット」とも言われています。

ヒンドゥー教寺院として建設されましたが、仏教のモチーフの彫刻も彫られています。

東のアンコールワット
崩れた遺跡の上を歩く
修復されていない遺跡

ベンメリア遺跡は、シェムリアップ市内から北東に約60kmの位置にあります。

車やトゥクトゥクで行くのが一般的で、片道1時間~1時間半ほどかかります。

近年はベンメリアまでの道路が整備されてきたので、以前と比べてだいぶアクセスしやすくなりました。

謎の多いベンメリア遺跡

アンコール・ワットと共にカンボジアの世界遺産に登録されているベンメリア。

カンボジアを訪れるなら、忘れてはならない人気の観光スポットです。

完成した寺院だけではなく、森林と遺跡群が見事に調和したベンメリア遺跡をお忘れなく!

世界遺産

ベンメリア遺跡

【場所】F6GH+6GF, Phumi Boeng Mealea, カンボジア

ベンメリア遺跡の場所

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