家政婦さんを雇う

家政婦さんについて

タイは共稼ぎ世帯が多く、日常の家事などは家政婦さんを雇うのが一般的となっています。

タイにはメーバン（アヤさん）と呼ばれる家政婦さんが多いのが特徴で、日本から赴任してきた駐在員のほとんどが、家政婦さんを雇用しているのではないでしょうか。

家政婦さんの仕事は、家の掃除からゴミ出し、買い物、洗濯、アイロン、食事、頼めば子供の送迎まで、家仕事のエキスパートとして活躍してくれます。

この家政婦さん（アヤさん）が、タイ生活で最も身近なタイ人になることが多いです。

良いアヤさんと巡り合えるかどうかは、タイでの生活が快適になるかどうかの判断材料になるでしょう。

『週4日で9：00～12：00』など、決められた勤務日時に家政婦さんが雇用主の部屋にて勤務する雇用形態です。最近はできるだけ他人に部屋に入られたくないという方も多く、多くの方が『住みこみ』でなく『通い』で家政婦さんを雇う傾向があります。

『住みこみ』の家政婦さんを雇用するのは、ほとんどがお子様のいるご家族のようです。

3ベッドルーム（3LDK）～4ベッドルーム（4LDK）の家族向けのお部屋には、たいてい家政婦部屋がついています。

家政婦部屋には簡易ベッド、シャワー、トイレがついていますので、雇用主の居住スペースとは隔離されており、プライバシーを守れます。

また一般的に、家政婦部屋はキッチンの裏にあります。

などが一般的です。

バンコクでは、最低賃金が300Bを超え、まだまだ上昇しそう状況で、それは家政婦さんの賃金形態にも直結しています。

変動はしますが、一応の目安としてお考えください。

居住者	勤務時間	週勤務日数	仕事内容	月額賃金
単身	2時間	3日	掃除・洗濯・アイロン	3,000～5,000B
夫婦	2時間	3日	掃除・洗濯・アイロン	4,000～6,000B
家族	4時間	3日	掃除・洗濯・アイロン	5,000～8,000B
家族	4時間	5日	掃除・洗濯・アイロン	7,000～9,000B
家族	8時間	5日	掃除・洗濯・アイロン・子守り・買い物・調理など	10,000～12,000B
家族（住み込み）	8時間（一応の勤務時間を設定）	6日（既定の休日は必要）	掃除・洗濯・アイロン・子守り・買い物・調理など	12,000～15,000B

日本語が可、日本料理可の家政婦さんは、上記金額の＋αになります。

賞与の目安は、1年に1回4月のソンクラン前に支払う慣習があります。

などが一般的です。

当たり前のことではありますが、どんなに家政婦さんと親しくなっても、現金や宝飾品などの貴重品を家政婦さんの目に付きやすいところに置くのは、お互いのためになりませんので避けましょう。

また、家政婦歴の長い家政婦さんであればあるほど、独自の仕事の仕方があります。

最初から強引に雇用主のやり方に変えさせるのではなく、徐々に話し合いをしながら変えていただく方が上手くいでしょう。

最後に、日本人主婦の家事能力の高さは世界の中でも高く評価されています。

家政婦さんに最初から、日本人主婦と同レベルの能力を求めるのではなく、徐々にいろいろなことを覚えてもらう位の気持ちの余裕を持って雇う方がトラブルが少なくなるのではないでしょうか。

情報提供：きままな主夫＠プロンポン