タイの食生活
バンコクは食の宝庫
日本の女性に人気があるタイ料理、日本ではトム・ヤム・クンやガパオなどが有名だと思いますが、タイも国土が広く、各県のご当地料理も沢山ございます。
またバンコクでは、世界中の料理を食べることができます。
日本食を始めとして、中国、韓国、北朝鮮などの東アジア料理、イタリア、フランス、ドイツなどのヨーロッパ料理、インド料理、メキシコ料理から、何とレバノン料理まで堪能できます。
庶民的な「食」
もちろん、マクドナルド・KFC・バーガーキングなどのファストフードはもちろん、日本のチェーン店も、相当な数の進出をしているので、食に関しては困ることはないと思います。
日本の方はタイなら1食100円しないで食べられるだろうと思うかもしれませんが、確かに屋台で、ローカルな庶民と一緒の食事なら可能でしょう。
しかし、日本食に慣れ親しんだ身としては、タイ料理は少し味が濃く、塩分や化学調味料も多いですから、健康面を考えると毎日は避けた方がよいでしょう。
1週間程度の旅行滞在であれば、問題はないと思いますが、生活をするとなれば、一番注意を払わなければならないのが食ではないかと思います。
屋台
タイと言えば屋台で食べるのが一般的で食費は屋台で食べれば安いと皆さまは思っておられるのではないでしょうか?
しかし、昨今のバンコクにおいて、庶民の味方である屋台は減少の一途をたどっております。
バンコク都の意向で、主だった大通りの屋台、路上店舗は、ことごとく出店禁止になり、撤収させられています。
まだ路地の入口や、店舗の軒先を借りながら細々と営業を続けているお店もありますが、激減の一途を辿っております。
しかし、少し中心部から離れたローカルエリアでは、まだ庶民の味として屋台が健在な場所があります。
観光大国である、タイの観光資源の屋台文化の衰退は悲しい現実ですが、足を使って美味しい屋台を見つけてください。
フードコート
屋台は衛生的にちょっと抵抗があるとか、何が出てくるのか分からないと言った不安を解消し、比較的安く、衛生的に利用できるのがフードコートです。
始めにチケット(カード式の所が多いです)を購入します。
各店舗に写真や、サンプルが置いてあるので、指をさして(番号の有る場合は、英語で番号を言えばオーダー完了)個数を伝えれば完了です。
料理と引き換えに、チケットを渡せばお支払いも完了です。
残金は、チケットを買ったカウンターで、返金してくれます。
レストラン
バンコクは、多種多様な人種の方々が住んでいますので、食文化も多彩を極めております。
タイ料理を始めとして日本料理、韓国料理、中華料理、フランス料理、イタリア料理、インド料理、ブラジル料理など、日本では少ないレバノン料理や北朝鮮料理も堪能できます。
ホテルのブッフェも、各国の料理で充実しておりますので、ご利用してはいかがでしょうか。
また日本のチェーン店も続々と出店してきており、「ここは日本?」と思わせるほどの店舗数です。
超高級店から、おしゃれなお店、リーズナブルな庶民派店まで、皆さまのご要望に合わせたお店が見つかることでしょう。
フードトラック
最後に、日本人主婦の家事能力の高さは世界の中でも高く評価されています。
屋台文化の衰退に伴い、バンコクで急成長のフードトラックです。
ちょっとおしゃれな屋台の位置づけになるかと思いますが、屋台よりも衛生的で、専門の料理を提供する身近な存在となっております。
日本の国旗を掲げて、「焼きそば」「たこ焼き」などを売っている、日系のフードトラックも存在しております。
タイの飲食店を数え上げたらキリがないくらいです。
まだまだ各国の料理が堪能できるレストランがたくさんあります。
色々食べ歩いて、お気に入りを見つけてください。
タイで自炊する
日本の食材を扱う日系スーパーやタイスーパーでも、ちょっとした日本の食材は簡単に手に入ります。
またローカルな市場も利用すれば、比較的安く自炊をすることが可能だと思います。
確かに屋台メシで100円程度のコストパフォーマンスには敵いませんが、健康のためにも自炊はお薦めしたいと思います。
タイのキッチン
一般的なタイ人のアパートにキッチンはありませんが、ベランダに備え付けられている物件もございます。
※画像は通常のアパートにあるベランダキッチン
外国人が住むようなアパート、コンドミニアムでは電熱コンロ(一部新築ではIHヒーター)が一般的です
コンドミニアムなどにある、一般的なシステムキッチンです。
一部物件では、まれではありますがLPGガスコンロ・オーブンもあります。
物件によっては、シンクはあるが、調理器具がない物件もありますので、その際はIHコンロなどをご購入してください。
浄水器は必須。物件に備え付けていない場合は、購入する事をお勧めします。
食材を調達する
日本食が揃う日系スーパー
UFMフジスーパー1号店
(その他バンコク市内には4店舗あります)日系スーパーの老舗であり、品揃いも日本のスーパーと変わらないくらいの充実したものです。
お子さまのお弁当用冷凍食品から、簡単な日用品まで、ほとんどのものが揃います。
【営業時間】8:00〜22:00
【TEL】02-258-0697
【所在】 33/1 Sukhumvit Rd, Khlongton- Nua, Watthana, Bangkok 10110 (スクムビット ソイ33/1の奥にあります)
マックスバリュー
日本のAEONが展開する総合スーパー。
コンビニスタイルの店舗から、大型店舗までを運営しており、BTSエカマイ GATEWAY内の店舗はとても便利です。
日本のAEONでもお馴染みな「TOPVALU」に加えて、タイ国内で独自開発した「TOPVALU」も人気です。
【営業時間】基本24時間営業
バンコク市内に、大小さまざまな店舗を有しており、お店ごとに形態が異なりますので、ご確認の上ご利用ください。
AEON(Thailand)のサイトはこちら →
誠屋(まことや)
日本食材の業務販売店。冷凍の海産物は豊富で、知っておくと便利なお店です。
従業員の応対も良く、日本語もカタコトではありますが使えます。
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】12月31日~1月2日 ※12月30日は17:00まで。
【TEL】02-258-1028
【所在】 Soi51 Sukhumvit Rd,Klongton-Nua,Wattana,Bangkok (BTSトンロー駅下車徒歩約5分)
スーパーの品揃え
ローカルな市場で調達
一般のタイ人や現地在住の方々が良く利用するタラートと言う市場を利用すると、より安価で自炊の幅が広がると思います。
一般的には、モクタラ(木曜日に開催される駐在員妻ご用達の市場)やプラカノン市場、オンヌットの市場などになるでしょう。
タラートはどこにでもありますから、ご自分の足で探すと楽しみも倍増する事でしょう。
ホイクワンのローカルマーケット風景
おかずのテイクアウト
タイの庶民は夫婦共稼ぎが一般的で、アパートにキッチンがないことからお惣菜を買って帰り、ご飯だけ焚いて食べることはごく普通です。
日本では「中食」とも言われていますが、タイは「中食」先進国と言うことになります。
またどのお店も、「お弁当形式」で持ち帰る事ができます。
ご注文時に、「クラップ・バーン(กรับ บ้าน) 」と言えば、持ち帰りと言う意味です。
ちょっと面白いカオマンガイ(蒸し鶏ご飯)の持ち帰り。
ちゃんとスープと、ソースもビニール袋に入れてくれます。
屋台のおかず
タイ料理などは、作るより買ってきた方が断然安いです。
フードコートなどでも、ほとんどの店舗でテイクアウトが可能です。
先ほどご説明した、「クラップ・バーン(กรับ บ้าน) 」と伝えてくだされば完了です。
ただし、この「クラップ・バーン(กรับ บ้าน) 」の発音を覚えないといけませんから、近くのタイ人に言ってもらうか、発音を教えてもらってください。
情報提供:きままな主夫@プロンポン