エラワン廟
バンコク最強のパワースポット エラワン廟
パワースポットの多いバンコクですが、その中でも“最強のご利益”と評判なのが、こちらのエラワン廟。
駅はBTSチットロムから徒歩2分、改札を出てスカイウォークをサイアム駅方面に進めば左下に直ぐに見えてきます。
広いスペースに意外に小さい仏殿。
その周りはオレンジ色の供花で溢れ、常に人々で賑わっています。
そして、この仏殿にお祀りされているのがインドの神様ブラフマー。
ビシュヌ神、シヴァ神と並んでヒンドゥー教三大神の一人。
宇宙を創造した神、ヒンドゥー教の前身であるバラモン教での最高神です。
タイには仏教とヒンドゥー教の神仏が混在し、おやっ?と思うかもしれません。
しかし日本のお寺にも“天”という神々がいて、“天”の多くは元はヒンドゥーの神々なのです。
例えば、ここエラワン廟のブラフマーは仏教では梵天、毘沙門天はクベーラ・・・。 寅さんの柴又“帝釈天”は武勇神インドラ、大河ドラマのタイトル“韋駄天”は軍神スカンダ。
知らず知らずに日本でも身近な存在だったのですね。
さて、エラワン廟のご利益が広まったのにはこんな話があります。
1956年にエラワンホテルの工事中に事故が繰り返され、思うように工事が進みません。
そこで占星術に従いエラワン廟を建立したところ、事故が起こることなくホテルが完成したのです。
こうして「エラワンのブラフマー様はお願いごとをかなえてくれる」と評判になり、多くの国民に信仰されるようになったのです。
商売、病気、恋愛、金運、災難、あらゆることにご利益があるとされ、ここには老若男女が朝から晩まで途切れることなく訪れているのです。
境内はお線香、ローソク、花飾りの神秘的な香りに包まれ、その厳かさは仏殿に近づくにつれより深くなっていきます。
ブラフマーには4つの顔がありますので、四面共にお参りして下さい。
仏様にはお願いごとでなく、日々の感謝を。
ヒンドゥーの神々には具体的なお願い事をして下さい。
そしてお願いごとが叶ったらお礼も忘れずに。
廟には伝統舞踊を踊ってくれる踊り子さんがいますから、お布施を渡して、踊りと音楽を奉納して感謝の気持ちを捧げてきましょう。
近所には他にもパワースポットがありますから聖地巡りもいいですね。
どこのスポットも厳粛な気持ちでお出かけ下さい。
Erawan Shrine(エラワン廟)
【場所】Rachaprasong, Lumpini, Pathumwan, Bangkok 10330
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