ホアヒン


王室の保養地として発展した優雅な気品漂うリゾート地

王室の保養地として発展した優雅な気品漂うリゾート地

バンコクの南西約200キロメートル、タイ湾を挟んでパタヤの対岸に位置するプラチュアッブキリカン県のホアヒンは、王室の保養地として古くから発展した優雅な気品漂うリゾート地。

静かな白い砂浜と、それに沿って建ち並ぶワールドクラスのラグジュアリーホテル、さまざまな美しい意匠が凝らされた歴代王の離宮、南国の太陽に映える名門ゴルフコースの芝生、新鮮なシーフードを提供するレストラン、野生動物の観察にトレッキングと大自然を満喫できる国立公園──ここでは、都会の喧噪から離れ、ゆったりと穏やかな時間を過ごすことができます。

スワンナプーム国際空港から車で約3時間というアクセスの良さも魅力です。


基本情報

位置:バンコクから南へ約200キロ

隣接する県:チャアム(ペッチャブリー)

旅の季節:一年を通じて観光可能ですが、気温が下がって過ごしやすい11月から2月がベストシーズンと言えるでしょう。
暑期である3月・4月も、季節風のため他地方と比較してそれほど暑くなりません。

行き方

鉄道:バンコクのフアランポーン駅(バンコク中央駅)から快速、急行、特急が1日12本運行[所要約3.5時間]

バス:バスバンコク南バスターミナルからエアコンばすが45分ごとに運行しています。[所要約2.5〜3時間]


県内・市内交通

ソンテウには市街地やマーケットなどあらゆる場所で乗車できます。

運賃は10〜20バーツ。乗車前にルートを要確認。

チャーターの場合、1時間200〜300バーツが目安です。

トゥクトゥク、バイクタクシーなどもありますが、交渉制。

1時間200〜300バーツが目安。


名物・特産品

シーフード、ココナッツ、パイナップル


主要連絡先

ツーリストポリス

外国人観光旅行者の安全を図るために、ツーリストポリスが特別に設けられており、「Tourist Police」と言う肩章をつけています。

観光地にはツーリストポリス警察署や派出所が設けてあり、英語を話すことができますので、トラブルが発生した場合は連絡をしましょう。

ツーリストポリスセンター 局番無し:1155

ホアヒン・ツーリストポリス

TEL: (032)515-995


タイ国政府観光庁

ホアヒン・チャアム・オフィス

500/51 Phetkasem Rd.,Amphoe Cha-am,Phetchaburi 76120

TEL: (032)471-005


病院

ホアヒン病院(Hua Hin Hospital)
Phetchakasem Rd.,Hua Hin,Prachuab Khiri Khan 77110
TEL:(032)520-401

サンパオロ病院(Sanpaolo Hospital)
222 Phetchakasem Rd.,Hua Hin,Prachuab Khiri Khan 77110
TEL:(032)532-578

ホアヒン・インターナショナル病院(Hua Hin International Hospital)
40/5 Phetchakasem Rd.,Hua Hin,Prachuab Khiri Khan 77110
TEL:(032)516-424


格調高いロイヤルリゾートで休日のひとときを
[ホアヒン市内/サームローイヨード]

南北約5キロメートルにわたって美しい白浜が続く、ホアヒン・ビーチ。

1911年にバンコクから当時英国の植民地だったマレーシアへと続く鉄道が開通し、この地へ欧米人が保養に訪れるようになったのがそのリゾートとしての歴史の始まりです。

その後、ビーチ沿いに王室の別荘が次々と建てられ、現在のような静かで格調高い雰囲気がつくられていきました。

なかでもラーマ7世が海辺に建てたスペイン風の離宮、クライカンウォン宮殿はホアヒンのシンボルのひとつで、現国王もたびたび静養に訪れる場所となっています(国王不在時に限り一般公開)。

またタイで最も美しい鉄道駅と言われるホアヒン駅のプラットフォームにも、かつて王室が利用した専用待合室が残され、そのこぢんまりとしながらも品の良いたたずまいがロイヤルリゾートとしての歴史を物語ります。

さらにカオ・サムローイ・ヨード国立公園のプラヤーナコーン洞窟内には、ラーマ5世王の来訪を記念して建立された美しいお堂も。

ホアヒン駅

Royal Caveという意味でナンクラオ王とモンクット王に捧げるためチュラロンコーン大王が作らせた仏像が奉られている、県内で最も重要な洞窟とされています。

モンクット王がここの静けさを好み、頻繁に瞑想に訪れ多くの仏像を残しました。

洞窟の上部の岩の裂け目から漏れ射す明かりが仏像を荘厳に照らします。

ホアヒンの洞窟

ダイナミックな自然を満喫
[ホアヒン市内/サームローイヨードほか]

ホアヒン・ビーチでは、エンジン音のするマリンスポーツが禁止されているため、海辺のひとときをゆったりと静かに過ごすことができます。

そんなホアヒン・ビーチで名物になっているのは、海辺での乗馬。

いつもより高い視点で、白浜をさっそうと駆けていくのは爽快な体験です。

また周辺にはカオ・タオやスアンソンなど地元の人々に人気のビーチがあり、より落ち着いた雰囲気を楽しめます。

一方、内陸部には手つかずの大自然が広がる山々が連なっており、県南部のカオ・サームローイ・ヨード海洋国立公園では、ムラサキサギやセイケイ、ミナミクイナなど東南アジアならではの珍しい鳥類の観察はもちろん、トレッキングや渓流での川下りといったダイナミックな自然を存分に満喫できるアクティビティが。

また、ペッチャブリー県との県境をまたいで広がるケーンクラチャーン国立公園では、11段からなる美しい名瀑、パーラウー滝が有名で、滝つぼで水遊びを楽しめるほか、珍しい鳥や蝶の観察ポイントとなっています。

ホアヒン・ビーチの乗馬

市内から南へ約60kmの位置。300もの山頂を持つ石灰岩の山々を熱帯樹林の緑が覆い、チドリやカイツブリなどの野鳥、リスやサルなどの野生動物、植物の宝庫です。

入り口から、レーム・サラ・ビーチまでは徒歩による山越えの他に、ボートで往復することもできます。

ビーチにはビジターセンター、レストラン、バンガロー、キャンプ場、シャワー施設なども。

この公園の目玉であるプラヤナコーン洞穴までは、野鳥のさえずりを聞いたり、眼下に広がる穏やかな海に浮かぶ小島などの眺めを楽しみながら、ジャングル内を約30分。

約200年前に発見された巨大な洞穴の中には、ラマ5世の来訪を記念して建立された美しい記念堂があります。

ラマ5世の来訪、巨大な洞穴

市内から南へ約2kmの海沿いにある小高い山。

モンキー・マウンテンの呼び名の通り、たくさんの野生猿がいます。

頂上には立仏像、観音像、寺院があり、ホアビン市内やタイ湾を一望でき、素晴らしい眺めを楽しめます。

ふもとには小さな漁港もあり、早朝は新鮮な魚を売っています。

ホアヒン市内、タイ湾を一望できる場所

高級レストランから庶民派グルメまで
[ホアヒン市内ほか]

歴史あるリゾート地・ホアヒンは、レストランの質も折り紙つき。

なかでも新鮮なシーフードには定評があります。

モンキー・マウンテンと呼ばれる海沿いの小高い山、カオ・タキアッブのふもとにある小さな漁村では、獲れたての海の幸を提供するレストランが軒を連ね、またクライカンウォン宮殿付近では、ビーチ沿いの旧家の別荘を改装したおしゃれなイタリアンやフレンチのレストランも。

もちろん、市内の伝統的なタイ料理レストランや100年以上つづく歴史あるチャットチャイ市場などでは、庶民的なグルメも存分に楽しむことができます。

ホアヒンのレストラン

タイのゴルフ発祥地から一大ゴルフリゾートへ
[ホアヒン周辺]

ホアヒンは1924年にタイ初のゴルフコース、ロイヤル・ホアヒンがオープンした、タイのゴルフ発祥地。

ラーマ6世の命でつくられた当時、王室のみがプレイを許された格式あるコースは、過去にキングス・カップやクイーンズ・カップなどのトーナメントも開催されていた名門です。

他にも、タイを代表するコース・デザイナー、スキッティ・クラングビサイ博士によって設計され、ゴルファーに緻密な戦略性を要求する本格的ゴルフコース、マジェスティック・クリーク&リゾートや、2011年のザ・ロイヤル・トロフィーの開催地になり、あの石川遼選手もプレイしたブラックマウンテン・ゴルフクラブなど、多数のゴルフコースを擁するホアヒン。

隣接するチャアムとともに、タイ国内でも有数のゴルフリゾートです。


※引用元:タイ国政府観光庁


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