アンパワー水上マーケット
寺院5か所を巡るツアーボート
アンパワー水上マーケットは、バンコク中心部から車で1時間30分程度。
別ページでご紹介しているメークロン線路市場とセットで1日で廻れる場所にあります。
タイには観光客で溢れる水上マーケットもありますが、ここはタイ人から人気のあるマーケットです。
タイ各地から訪れる人々に混ざって散歩や買い物、そんなローカル感を楽しみたい方に人気があります。
マーケットが開催されるのは、金土日と祝日の15時~21時の間です。
ここではたくさんのツアーボートが運航されていますので、私たちは周辺のお寺を5ヶ所も廻ってくれるボートに乗ってみました。
3時間のコースだったかと思います。
20人程のボートは乗り降りする時だけ結構揺れますが、水上では穏やかに進みますので怖さはありません。
早速お寺が見えてきました。船上から眺める、水辺に建つ本堂や仏殿。
お寺そのものもきれいですが、水面に映る姿がとても幻想的です。
1件目は木々と芝生が美しい公園のような場所。
ピカピカのタイルの上には真っ白の仏様が鎮座、かなり大きく5mはあったでしょう。
本堂の中にはタイらしい金色の仏像、そして高僧の像も祀ってありました。
2件目のお寺も熱心な信者さんでいっぱいです。
タイのお参りでは、参拝者が小さい金箔を仏像に貼っていくので、表面がザラザラとしてます。
手に残った金箔は自分のおでこに付けます。
3件目ではヒンドゥー教で最も人気があるガネーシャにお参り。
象の頭に人間の体。元々は顔も人間でしたが、父シヴァに誤って切り落とされてしまったというお話もあります。
厄除け、財運、学問、あらゆる功徳があります。
4件目のお寺です。ここの仏塔は色あせていて雰囲気があります。
本堂は80年前に建てられたそうで、中はとてもシンプルでした。
そして5件目、ここがこのツアーのメイン、ワット・バーンクンです。
元々は軍事施設があった場所だったことから、ジープや飛行機が展示されているのも面白いです。
ラクダや羊も飼育されていてミニ動物園のようでした。
船着き場から本堂までは結構歩くことになります。
本堂はこの一区画だけ密林になっている場所にあるのですが、お寺の外壁は見えません。
何と本堂がこの菩提樹に覆われているのです。
この本堂は1700年代のタークシン王の時代に築いたのですが、かなりの長期間、人々が訪れることがなかったため、こうして菩提樹に侵食されているのです。
カンボジアのアンコール遺跡群にあるタ・プロームにも少し似ている雰囲気があります。
本堂は広くはありませんが、小さい入口とこの圧迫感が、この空間をより神秘的に演出しています。
お参りに来るタイの人々が途切れることがありません。
仏様の背中までびっしりと金箔が貼られています。
そして本堂から少し歩いて、もう1ヵ所見ていただきたい場所があります。
こちらの100体を超える戦う兵士の人形。これはアユタヤ時代の兵士です。
この兵士はビルマの兵士との戦いの際に、一人で20人を倒した勇者だそうです。
全てが異なるムエタイの技、最強のタイの国技です。
ツアーボートは時間に限りがあるので、ゆっくり見ていることはできません。
5ヶ所のお寺を廻りましたが、ここが一番慌ただしかったです。
それでも本当に貴重な仏様を拝むことができ、満足なツアーでした。
今回は日中でしたが、夜の蛍ツアーも有名です。
真っ暗な夜空に、蛍の青白い光が輝くナイトクルージング、日本人からも大好評です。
Amphawa Floating Market(アンパワー水上マーケット)
【場所】Amphawa, Samut Songkram
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