タイへの移住
タイへの移住基本情報
移住(ロングステイ)につきまして
タイ王国は熱帯であり、年間を通じて気温は高いのですが、寒さが厳しい冬がない分だけ、高齢の方には好まれています。
物価の安さも手伝って、タイは「移住したい国ランキング」トップ3常連国となっています。
タイの魅力は日本からも近く、親日、仏教国など安心感がありますし、比較的物価も安く、日本人の口に合うものが多いことも要因のひとつのようです。
移住と言っても、定年退職後の第二の人生として、長期滞在や寒い冬だけ逃避滞在の方、転勤で駐在員としての移住、留学などの長期滞在も移住になります。
言葉では移住となってしまい、重々しい感じですが、ショートスティを含めて、気楽に考えて頂きたいと思います。
長期滞在を移住と定義してみますと、滞在目的などは違いますが、タイで住むと言うくくりになります。
そのような移住(ロングステイ)を簡単に解説してみましょう。
タイのロングステイがおすすめな理由
日本からのアクセス
バンコクへは東京(成田、羽田)、関西、名古屋、福岡、札幌、沖縄の各都市から直行便で約6時間。
バンコクで乗り継げば、チェンマイへは約1時間10分、リゾートアイランドのプーケットへは約1時間20分で、いずれも数多くのフライトが運航しています。
さらに、チェンマイへは鉄道やバスでもアクセスが可能です。
また、時差はわずか2時間。体への負担が少ないため、現地到着直後から元気に行動できるのもメリットです。
物価が安い
物価水準は日本に比べて安く、食費・通信費・光熱費は3分の1から5分の1程度です。
特に、チェンマイなどの地方都市は農産物の産地が近く、新鮮でおいしい野菜や果物が安く手に入ります。
外食文化が根付いているタイの都市では、自炊せずに外食で済ませてもリーズナブル。
数週間~数カ月だけ日本より贅沢に暮らすのもいいし、日本と同じ水準の生活を保ちながら数年のロングステイを楽しむこともできます。
受け入れが充実している
タイに住む日本人は7万5647人(2018年現在)。読売新聞や日本経済新聞など現地発行の日本の新聞、10誌以上の日本語フリーペーパー、衛星ケーブルテレビでのNHK放映など、生活に必要な情報は日本語で入手できます。
また、世界的に医療水準が高く、ロングステイヤーにも安心。
アメリカの国際医療機関認証(JCI 認証)を取得している医療機関の数は日本やシンガポールよりもく、日本語が通じる病院も多数あります。
仏教国で親日
国民の94%が仏教徒です。上座部仏教の厳しい教えを守りながら生活しているためか、穏やかで親切な国民性です。
目上の人を敬い、誰にでも笑顔を向け、人前では声を荒らげず、電車やバスでは年上の人に席を譲る姿を、タイでは自然に目にすることでしょう。
また、多くの日本人が住み、日本のテレビ番組やマンガが浸透しているタイは、東南アジアでも群を抜いた親日国。日本人に親しみと思いやりを持って接してくれます。
気候が温暖
アクティビティが豊富暑期(3~5月)、雨期(6~10月)、乾期(11~2月)の3つの季節がある熱帯性気候で、年平均気温は29℃です。
チェンマイなどの北部では乾期の朝晩に10℃ぐらいまで冷え込むものの、年平均気温は27℃と過ごしやすい気候。
タイではゴルフやハイキング、ダイビングやシュノーケリングなど、屋外でのレジャーが一年中楽しめます。
また、タイ語やタイ料理など、タイの文化を学ぶのも長期滞在ならではのアクティビティです。
食事がおいしい
タイの国土面積は日本の約1.4倍ですが、農地面積は日本の4倍以上。農作物が豊かなタイでは、米、野菜、ハーブ、果物を多用した独特の料理が発達しました。
タイ料理は北部・中部・南部で種類や辛さが異なりますが、実は辛くない料理も多く、全般的に日本人の口に合うヘルシーフードです。
それに、日本食が恋しくなっても大丈夫。国内にある日本料理店は500軒とも言われ、寿司や天ぷらから居酒屋メニューまで味わえます。
タイの食生活についてはこちら →をご参照ください。
中長期滞在の目的
- リタイアメント(タイが定める50歳以上のリタイアメントビザ対象者)
- セミリタイアメント(年齢の定義がないリタイヤメント者)
- 駐在・求職(就職を含め)
- 留学
タイに滞在するためには
- 住まいを決めます。タイで住まいを借りるを参照ください。
- 目的ごとに決められたビザを取得します。タイのビザをご参照ください
- 就労の場合は、ビザと労働許可証を取得します。タイのビザをご参照ください
タイでの生活
タイも近年の経済成長にともない、年々物価は上昇しておりますが、日本に比べるとまだまだ安価に住める国と言えるでしょう。
しかし日本の生活レベルを求めてしまうと、日本以上にお金が必要になってしまいます。
「郷に入れば郷に従え」の精神で、多少の不便は覚悟しておく事が必要かもしれません。
言葉の問題を気にする方も多いかと思いますが、タイ全土には約7万人以上、首都バンコクには約5万人程の日本人が住んでおり、日本語しか話せなくても何とか生活できるものです。
より快適な生活を求めるのであれば、やはり言葉の習得は必要になります。
医療
ロングステイや、長期滞在をするなら、欠かせないのが病院ではないでしょうか。
慣れない海外生活、生活習慣など、そのためにもタイの医療情報や病院情報は、健康な生活を送る上で重要です。
一般的にタイの医療レベルは、東南アジアで最高レベルといわれ、医師の多くが欧米や日本への留学経験を持ち、最先端医学などの知識を持っております。
また病院施設などは、最先端の医療設備を導入している私立病院も多数あり、日本人カスタマーサービスや日本語通訳サービスを行っている病院もございます。
家電製品
日本から持ってきた家電製品
タイの電圧は220Vでうっかり差込の事故は絶えません。重いトランスの使用が必須です。
但し電熱製品は日本より短時間の使用ですみます。
現地で購入する家電製品
日系の大手家電メーカーの製造会社があり、ほとんどの製品がデパートや家電製品量販店・専門店で日本より低価格で購入できます。
修理・メインテナンス
日系の大手メーカーは、日本人対応のサービス担当者がいて修理などに来てくれます。
メーカーのサービスセンター以外に、修理だけを行うお店もあります。
テレビ・ラジオ
- NHKテレビ
日本語放送は、NHKテレビが日本と同時間(2時間の時差)でニュースなどが見られます。一日中放送しています。 - 外国のテレビ放送
CNN、BBC、スターテレビなどが見られます。 - タイのテレビ放送
6チャンネル放送されていますが、ほとんどタイ語の放送となっています。 - ラジオ日本
NHKが国際放送を短波で世界に放送しています。
趣味・娯楽
娯楽の少ない国とも言われていますが、日本人の観点からは、楽しい趣味・娯楽が沢山あると思います。
日本ではできなかったスポーツに興じても良いでしょうし、趣味を生かしたサークル活動なども良いでしょう。
ご自分に合った趣味・娯楽を見つけて、タイ生活のエッセンスとして活かしていただきたいと思います。
バンコクへの移住
バンコクはタイ王国の首都であり、アジアでも屈指の大都市、さまざまな国の人々が行きかう多民族都市です。
我々もタイでは外国人となるのですが、バンコクの人々は、外国人慣れをしているのか、笑顔で受け入れてくれる微笑みの国なのです。
古来からの仏教文化と、仏教建築物やノスタルジックな街並み、そして現代を代表する高層建築物が織りなすコントラスト。
そんなバンコクへの移住のお手伝いができればうれしく思います。
バンコクの治安
治安はおおむね安全ですが、スリ・置き引きへの注意は必要です。
また、在住日本人との金銭トラブル(詐欺まがい)には注意をしてください。
チェンマイへの移住
タイ北部の街チェンマイは、特にロングステイビザを取得して滞在する、いわゆるロングステイヤーが多い地域として人気があります。
チェンマイ在住日本人の約半数が高齢者と言う統計もあるほど、高齢者には人気があります。
チェンマイは山に囲まれていて気候がよく、バンコクよりもやや物価が安いのが魅力であり、人も穏やかなチェンマイ気質も人気の理由ではないでしょうか。
バンコクの様な大都市ではなく、古きよき街並み、のんびりとした時間の中で、限られた老後資金を有効に使いながら、暮らそうという日本人高齢者が多いのも特徴です。
市内は比較的開けており、和食店や居酒屋も多く、大きな病院もあるので安心です。
チェンマイの賃貸物件
バンコクより、比較的に安い物件が多いです。戸建ての賃貸もありますが、セキュリティなどの面を考慮すると、マンション(コンドミニアム)の方が安心です。
賃貸物件の一例
- STUDIO:33㎡
家賃:7,000B(1年賃貸条件)
設備:エアコン・家具・キッチン・電子レンジ・冷蔵庫・TV・(共有プールあり) - 1Bed:40㎡
家賃:9,000B(6ヵ月以上賃貸条件)
設備:エアコン・家具・キッチン・電子レンジ・冷蔵庫・TV・(共有フィットネスあり) - 1Bed:35㎡
家賃:13,000B(1年以上賃貸条件)
設備:エアコン2台・家具・キッチン・電子レンジ・冷蔵庫・洗濯機・TV
チェンマイの治安
治安はおおむね安全ですが、スリ・置き引きへの注意は必要です。
また、在住日本人との金銭トラブル(詐欺まがい)には注意をしてください。
パタヤへの移住
パタヤはベトナム戦争時における、米軍の保養地として発展しました。
温暖な気候と、ビーチを有するパタヤで生活する外国人は、圧倒的にヨーロッパ・ロシアからのリタイアメント移住が一番多いと言われております。
英語のつかえる町でもあり、片言の英語で困ることはないでしょう。
パタヤの地域事情
受給する年金や、手持ちの資産は限られており、本国で暮らすよりタイで生活する方がより安くすみますし、冬期に太陽に恵まれないヨーロッパの人、極寒のロシアの人にとって、温暖な気候は何より健康的な生活と考えるようです。
その生活は、比較的安いアパートを月単位で借り、終日ビーチで過ごしたり、ゴルフに行ったり、自由気ままに暮らしているように思えます。
バンコクからも100km程度の距離にあり、潮風が心地よいパタヤには、日本からの海外移住者も訪れるようになりました。
大都会バンコクとは違った暮らし方も今後ますます増えてくる予感がします。
パタヤの賃貸物件
バンコクより比較的に安い物件が多いです。
戸建ての賃貸もありますが、セキュリティなどの面を考慮すると、マンション(コンドミニアム)の方がよろしいかと思います。
パタヤでロングステイをするとき決め手になるのがビーチフロンを借りるか、あるいはビーチから離れていても家賃を優先するか悩むところでしょう。
また借りる時期(オフシーズン・ピークシーズン)で、賃料が大きく違う場合がありますので、十分ご注意をしてください。
パタヤの治安
治安はおおむね安全ですが、ビーチや繁華街における観光客を狙ったスリ、置き引き等が多いです。
リゾート気分で警戒心が和らいでしまわないよう、自分の荷物や貴重品の管理には細心の注意を払ってください。
華美な服装や高価なものを身に着けていると標的にされやすいので、街歩きの際は質素な格好でいる方が無難です。
夜のウォーキングストリート周辺は、賭博や薬物取引が行われており、喧嘩やトラブルも多いです。
普通に観光するだけなら問題ありませんが、怪しい人物、集団とは関わらないようにしてください。
また、在住日本人との金銭トラブル(詐欺まがい)には十分と注意をしてください。